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温水洋一、入江雅人、中山祐一朗 インタビュー掲載


温水洋一、入江雅人、中山祐一朗 インタビュー|「物理学者たち」 | ローチケ演劇宣言!

2021.09.11スイスを代表する劇作家フリードリヒ・デュレンマットによる喜劇「物理学者たち」。彼の代表作でもある本作は、科学技術と核をめぐる倫理と欲望がシニカルに描かれている。精神病院のサナトリウムで看護婦の殺害事件が発生。犯人を名乗るのは物理学者の男で、院長は放射性物質の影響で常軌を逸した行動をとっていると考えたが、さらなる事件が発生し――。上演台本・演出を手掛けるのは毒とユーモアを併せ持つノゾエ征爾。キャストには、草刈民代、温水洋一、入江雅人、中山祐一朗、坪倉由幸(我が家)らが名を連ねた。「物理学者」役に挑む、温水、入江、中山の3人に、作品への想いなど話を聞いた。 ――出演が決まって、作品の第一印象はどういった感じでしたか?温水 「物理学者たち」というタイトルなので、いったいどういうお話なんだろうと思いましたね。すごくインパクトがありました。僕がお話を聞いたときは、まだほかのキャストは決まっていなくて、ノゾエ征爾さんが演出されるということで、面白いものになるんだろうなという感じがしていました。台本を読んだときは、読み返さないと頭の中で整理がつかないくらいでした(笑)。出てくる人出てくる人みんなが、ちょっとヘンでおかしい。場所は精神病院なんですけど、それもウソなんじゃない?と深読みしたり。とりあえずそのあたりは、最初はボヤっとさせておこう、って感じでした。どの役も一筋縄ではいかない、簡単には演じさせてくれない印象でしたね。入江 台本を読み始めた時はあんまり面白くないんじゃないかとか思ったんですけど(笑)、途中からひっくり返ったり、古い作品にもかかわらずあんまり見たことのない感じの展開だったりで、エンターテインメントしていると思いました。読み進めていくうちに、興味を惹きつけられた戯曲ですね。さらに、ノゾエくんがちょいちょいヘンなことを差し込んでくれているので…。ノゾエくんとは初めてなんですけど、なんとなく信頼してます。中山 僕は、最初にオファーが来た時に、(物理学者の役が)僕と温水さんと入江さんだ、と聞いて、すごいところに誘ってくれたな、と台本も読まずに引き受けると即答しました。翌日、事務所に台本を取りに行ったときに、長年やっているマネージャーさんに「この戯曲、難しくないですか?」って聞いたら『難しくないですよ~、最後にちょっとガッとしたところがあるけど、面白い

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ワタナベエンターテインメント Diverse Theater『物理学者たち』

2021年9月・本多劇場にて上演。